旅跡

第五十二回 Touring 久々の山々

時は2010/7/18(日)
最後に山を走ってからはや3ヶ月。
プライベートがごたごたしていた所為で休みが取れず
なんだかんだでいつの間にか夏まっさかりΣ(゚Д゚;)イツノマニ
そう、時間は待ってはくれないのだ。
世の中で一番公平で且つ無常なのは時間なのかもしれない。
ぼやぼやしていると2010年夏が過ぎていってしまうのだ。
俺が待ち望んで止まなかった夏が過ぎていってしまう。
由々しき事実!忌忌しき事実!忌々しき事実!!!:(;゙゚'ω゚')ハァハァ
ご乱心していると、2連休のお便り。
こんなに2連休をありがたいと思ったことは人生で初めてですY⌒(。A。)⌒Y
そして、この3ヶ月、山を走り倒して、なんとその間3000kmも走ったゾノと
予定が合った為、梅雨明けのよだれが出るほどの炎天下の中、走りだしたのだった。

〜走程〜

出発 ⇒ … ⇒
県477 ⇒ 国301東進 ⇒ 国473北上 ⇒ 県420東進 ⇒ 国257南下 ⇒ 寒狭川広見ヤナ ⇒ 国257南下
県436北上 ⇒ 県32北上 ⇒ 稲目トンネル ⇒ 国257南下 ⇒ 寒狭川広見ヤナ ⇒ 国257北上
県10北上 ⇒ 県46西進 ⇒ 国418東進 ⇒ 国151北上 ⇒ 県46北上 ⇒ 県243北西上 ⇒ 国153南下
国418西進 ⇒ 国257南下 ⇒ 国420西進 ⇒ 県35南下 ⇒ 国301西進 ⇒ 県477
⇒ … ⇒ 帰宅

8時に母校前コンビニに集合ということで、
俺は当然のように6時に起きて支度し、
嫁が仕事の為、子供を実家に預け、
かかりの悪いキック始動を完了し、
スタンドに寄ってガソリン満タンにして、コンビニに10分前に到着。

それに対してゾノは、実家住まいで
ガソリンも既に入っているので、起きて飯食って出てくるだけ。
そして、あれ程俺に対して遅刻するなよと言っておきながら8時5分に余裕の到着。
そして第一声、謝るのかと思いきや、「いやー間に合った間に合った。俺は遅刻してないよ。」

あーなるほどなぁと思ったね。
これが王である所以だと。
遅刻王ゾノの烙印は今日、本格的に押されることになったのであった。

というわけで、遅刻王ゾノと走り出すことになる。
とりあえず、俺は毎年夏は必ず鮎を食いたい症候群なので、
はれふらさん御用達の広見ヤナに向かうことにした。
ある程度早めについたとしても午前中から営業していると言うことなので。

52_512

遅刻王ゾノがこの3ヶ月の3000km走行の間に開拓した、
山までの最短ルートがあるというので、そちらを案内してもらうことにした。
いやぁ、それにしてもここまで走っただけでよだれが出るくらい気持ちいい。
やはりツーリングなしの人生はありえないと改めて思った次第。

52_516

道傍の紫陽花も梅雨と共に色あせていた。
ゾノ紹介の県477のルートは非常に秀逸なルートであった。
交通量も少ないし、何より、距離的にも時間的にもいち早く山道に突入できる。
何より、JR線路と1号線を一気にバイパスできる新しくできた道をフルに活用できるのが良い。
ヘビロテ確定m9(・∀・)ビシッ!!

52_518

写真も撮らずに久しぶりの山道を満喫していると、
いつの間にか広見ヤナに到着していた。
時間を確認すると9時半。。
ちと早すぎた。食事は10時からとのこと。30分時間がある。
もったいないのでひとっ走り行ってくることにした。

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ぐるっとまわって32号を北上していると、
アメリカンの集団に遭遇。
せっかくすぱっと走って飯だ!と思っていたのに。
アメリカンで、しかも集団で山道とかまじ迷惑。
だが、公道なのでしょうがないととぼとぼついていく。
消化不良でヤナ再び到着。
52_520 52_521

俺が左のC定食(1700円)を。遅刻王が鮎丼(1300円)を。
鮎尽くしでうまかった。
遅刻王の鮎丼のたれはうな丼のたれだったらしい。

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梅雨の影響かヤナの修理をするユンボが。
雰囲気どころの騒ぎではなかった。

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早めの昼食で腹を満たし、北上開始。
257⇒10 のコンボをキメて改めて10号の道のグッドコンディションを想う。
10号を最後までキメて、お次は県46を東進。
ちょいと進むと、先行する遅刻王が減速。
なんじゃいと思ったら、この先通行止めの看板があったという。
確認しに行くと、確かに「通行止め」の看板。
ただし、「通行止め」の箇所の看板が容易に取り外しできる仕様になっていることを確認すると、
全会一致で、これは「県46を走って欲しくない者のライダーに対するイタズラである」と結論付けられた。
そして突貫。
にしても、「日本の田舎」って感じでいい風景だった。

52_525

県46から国418に入り、阿南町歴史民族資料館にて休憩。
県46は1箇所ダンプが落としたと思われる撒き砂があったものの、一様に良道。
ところどころ狭道もあるが、無理なく速度をあげることができる。
交通量も少なく、車がいたとしてもパスするに道幅も十分あった。

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国151から、県243へ華麗なる転身をキメたいお年頃。
一旦道を確認する為に停車すると、丁度曲がるべき道を過ぎたところだった。
ナイス停車、遅刻王!

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県243に突入。
とにかく細い。そう、とにかく細いんだ。
嫌な予感しかしない。(゚Д゚;)

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とにかく一息入れたくなったので停車。
だってよぉ、プチトンネルの壁に川できてたんだぜ?おかしくねぇか?
ムッチャ雨みたいに天井からも降り注いどるしΣ(゚Д゚;)
道も狭いし、路面状態も悪いということで、遅刻王との協議の結果、県243は悪路登録決定しました。

神経をすり減らしながらなんとか国153まででることに成功。
南下し、国418に入って西進。
418も243よりはいいものの、狭くて飛ばすには難儀。
257南下コースに入ると、そこはもうハイスピードコース。
交通量も増えるが、パスするに難くない。
ガンガン飛ばして、ゾノがよく休憩するという田口ら辺の休憩所を目指す。

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そして休憩所。
最後のトイレ休憩を済まして旅立つ。
帰りは国257⇒国420⇒県35⇒国301のコンボ。

走り出してすぐに、はみ出した車と人だかり。
「何だ?」と走りながら覗くと若い男性が苦痛に顔をゆがめている。
その格好、状況からして、ライダーと軽自動車の接触事故の模様。
立ち上がれない様子だったので、骨折か靭帯かヤってそうだった。

最後の休憩所を自分らよりもすこし先に発った4人組ライダーがいて、
そのうちの3人が少しはなれた路肩に停めてなにやら話していたので、
4人組の一人か?とも思ったが、もしそうだとしたら
なんであんなに離れていたんだ?というくらい離れていたので、違うのかもしれない。
なんにしても、バイクに乗れないような体になっていないことを祈るのみ。
帰りは細心の注意を払いながら、且つ爽快感もまといながら走っていった。

<所感>

いやはや、最後のハプニングには肝を冷やしたが、やはり山ツー最高だと再認識。
そして遅刻王ゾノが自分でも豪語しているように、またしても速くなっていた。
それに感化されて、俺もちょっと工夫してみようと走りながら考えていると、
顔をできるだけ低く構えていると、苦手の下りでも恐怖心が和らぐことが判明。
恐らく単純に顔を低くすることで全体的な重心が低くなって、安定するんだろう。
あと、視線と地面が近くになることで、地面に吸い付く感覚が増して、
安心してバンキングできるようになる気がする。
気がするだけかも。
なんにしても悔いのない2010夏にしたいもんだ。

総走行距離 = 347km

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