旅跡
第四十八回 Touring 雨中行軍、そして撤退
時は2010/3/13(土)
ゾノの3月の土曜休みがこの日しかないということで、
ツーリングしようということになっていた。
気象庁の天気予報では、降水確率30%くらい。
起きてみると、空はどんより。。
んでも降ってはない模様。
バイクにまたがりキック始動。
一発始動!
こいつは幸先がいいやと気分を良くしながら集合場所に向かった。
〜走程〜
出発 ⇒ … ⇒
国1 ⇒ 県35 ⇒ 国473北上 ⇒ 県363から加茂農道北上 ⇒ 国153東進 ⇒ 国153西進 ⇒ 国248西進
⇒ … ⇒ 帰宅

ガソリンを満タンにし、走っていると、パンパンと小さな音が頭上で弾けた。
嫌な予感通り雨粒がシールドについている。
粒も小さく、通り雨だろうと、暫く集合場所の駐車場で様子を見ていたが、
若干雨脚が強くなってきたので屋根のある場所に移動。
ゾノを待つ。

ゾノ到着。
相談の結果、せっかくだし山を走りたいということで、様子を見ながら入山することになった。
丁度、雨も上がって、通り雨な感があり、あの程度の量の通り雨ならツーリングに差し支えはないだろうと踏んだ。
出発すると、山に近づくに従って道路は乾いていたので安堵した。

ところが、国473に入るとまた空が泣き出した。
泣き出したいのはこちらだと思った。
先ほどと比べて雨量もあり、しかも止む気配がないので木の傘を借りて雨宿り。
やはり、平地で雨が降っていたら山入っちゃ駄目だなと思った。
山舐めんなと。

このくらいの雨量。
雨だけではなく、今日は気温が低い。
この前のツーリングでは15度〜20度くらいだったが、
今回はずっと10度を下回っていた。
寒さと雨のダブルパンチや(ヽ´ω`)
この時点では心は折れていなかった。
必ず止むと。そして茶臼山につけば晴れると。
そう、僕らは信じていたんだ。

ずいぶんと雨脚が弱まったので走り出す。
前回はそのまま国473で北上したが、今回は農道を使った。
久しぶりの農道は非常にウェッティーで、道路のつなぎ目の鉄網では何回も後輪が滑ってヒヤリハット。
まったくもって楽しめず、ゆっくりと進むと、我々よりもっとスローリーなドゥカが前に。
これは遅すぎる。ということでパスして国153へ。
雨は継続的に降り続け、走行意欲は消えかかっていた。

国153から茶臼を目指す作戦だったが、
雨が一段と強さを増してきたので、どんぐりの手前でドクターストップ。
勢い収まらない強い雨脚に俺の、そしてゾノの走行意欲もぐっちょりと萎えていた。
そして決断したのだ。
「帰ろう」
と。
<所感>
山は好きだが、雨はその山の好きさをかき消すほどに嫌いだと再認識。
これからは少しでも雨臭かったら、迷わず中止にしようとゾノと固く誓い合って自然解散となった。
帰路を進むに従ってだんだんと晴れてくるのだから苛々は募るばかり。
このまま黙って帰宅するのは癪だったので、近くのスーパーで一人酒宴用の材料を購入し、
帰宅して飲むのであった。
いやはや一人酒もなかなかうまい!
総走行距離 = 138km
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