旅跡

第十六回 Touring 丁寧に走る

時は2008/7/20(日)
単独で早朝ツーリングに出掛ける。
特に目的地は無いが、「山」自体が目的地なので、別に良い。
いつもの道を滑走し、茶臼山をちょい越えて
長野県の売木に行ってみることにした。
毎回道が違うのも楽しいが、
いつも通る道を極めるのもまた楽しい。
今回は、いつもの道を、
無理なく、それでいて攻めの姿勢を崩さないように、
丁寧な走りを意識してみた。

〜走程〜

出発 ⇒ … ⇒
国473 ⇒ 県333 ⇒ 国301 ⇒ 県35 ⇒ 国473/420 ⇒ 国257 ⇒ 国473/257(田峰の信号を左折)
国257 ⇒ 県507(茶臼山高原道路) ⇒ 県46 ⇒ 国418(売木/信州平谷方面)
国257 ⇒ 国473/257 ⇒ 国473/420 ⇒ 県35 ⇒ 国301 ⇒ 県35 ⇒ 国473 ⇒ … ⇒ 帰宅

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県333にて。
蝉が懸命に命を訴えていた。
停まると汗が噴出す暑さだ。
まだ早朝なので、いいほうではある。

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これも県333。
朝日のカーテンが神々しい。
今日は前日も晴れで、路面コンディションが良く、
思い切りのいいバンキングができる。

16_10

単独なので、ついつい休憩を考えずに
前にある面白い道をひたすら走り続けてしまう。
気付いたら茶臼山頂上広場。
茶臼山高原道路は割かしすいており、
心地よい速度を維持できた。
頂上広場は日曜ということもあり、観光客が多数。
早々に発進する。

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恐らく、県46のもの。
国418かもしれない。
トウモロコシ畑があったので。
ここらへんの道は、ヘヤピンや高低差がある道が少ない為、
ある程度速度が出せて気持ちがいい。

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標高が高いところを走っていることを思う。
単車は、こういうなんでもない路肩に
難なく駐車できるので自由でよい。

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ちっさい展望台があったので寄ってみる。
奥に薄く見えるのが日本アルプスらしい。


国418に入って、ガソリンが残り少ないことに気付いた。
その為、無駄な停車を避けてGSを探していた為、
これ以降の写真は少なくなる。
そして、国418沿いに、スタンドが無い。
2つくらいあったが、どれも閉まっていた。
原油高で潰れてしまったのか。。。
このまま原油高が続くと、山にあるGSがどんどん潰れていくのだろうか。
それはひじょーに困る。
燃費のいい走行を続け、国257の、茶臼山高原道路を越えたところのGSに
やっとのことでありついた。
いやー汗かいた。

相棒の腹も満ちて、出発。
鮎釣りが解禁となったのか、
豊川という川付近で路駐が目立ってきた。
必然的に釣り客の車両も増え、
ファミリー走行で帰路に付いた。

途中、ロケットカウルの集団が爆音を轟かせて、
「何見てんだよ」的な面構えで走行していた。
つうか山で爆音を轟かす意味があるのだろうか。
あれは、「皆見てくれ!俺はこんな爆音をだしちゃうやつなんだぜ?」
という趣旨の元、敢行されている淋しがりやの自己主張だと思っていたのだが。
まぁバイク乗りなんだから山に来るなとは言わんが、
五月蝿いのはかなわん。
と思ってガン無視。
緩やかに、それでいてエレガントに帰路に付く。


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ファミリーカーの後ろでファミリー走行しているのに飽きたので休憩。
写真の枚数からすると、二回飽きたらしい。
さぁ行くかというときにファミリーカーが
同じ方向に走り去っていくと非常に切なくなる。
もうちょっと休憩しとこうかと。

<所感>

今回は、目だって新しい道を走っていない。
冒頭にも記述したが、丁寧な走行を心がけた。

無駄な力が入ってないか
無駄なブレーキングをしていないか
無駄に加速していないか
無駄にシフトチェンジしていないか
など

できるだけ、無駄のない、優しい走りを追求してみた。
そう意識することで、自然と力が抜け、
いつもよりスムーズに、より安全に走行できたような気がする。
ツーリングで一番大事なのは

「無事に帰宅する」

ことだと思っている。
より安全をモットーに、それをベースにして、
その上に少しずつ「速さ」だったり、「キレ」だったりを乗せていきたい。

総走行距離 = 290km

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