旅跡

第六回 Touring 鳥羽の西村食堂

時は2008/1/26(月)
今回は、鉄と俺で、三重の鳥羽まで転がしてきた。
前々回もハプニングがあったが、今回もそれ以上のハプニングがあった。
まぁハプニングまみれの人生が俺の人生なんだろう・・・

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今回はR23で突っ走ってくので、インターの近い俺んち集合。
ガソリン満タンにしていざ出陣。

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上記の回数くらい休憩したかな。
まったくもってサークルケーサンクスは心強い。
しかし鉄之助は寒がりすぎだろ。全く寒い男だ。

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ココが最後の休憩ポイントかな。
まさかこの橋であんな悪夢が待っていようとは誰が想像しただろう。

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ここが目的地の「西村食堂」だ。
見た目はしょぼい感じだが、すでに待ちの列が出来ていた。

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まずイカの刺し身。無茶苦茶透き通っとって、えれー甘かった。イカ丼にして食いたいくらいだ。
次は、鉄之助が頼んだ焼き魚定食の魚。鯛丸ごとやんけ。
次が俺が頼んだ磯丼。どいつもこいつも新鮮だ。何せ魚の運搬方法が徒歩だから。
最後が刺身盛り合わせ。

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ここは家族で経営しているらしく(多分西村一家)、すげーアットホームな感じだった。
息子さんが、おもむろに魚をさばきだした。
何気なく見ていると、三枚に下ろされたはずの魚がぴくぴくしてやがるじゃぁねぇかぁぁぁ!!
何処まで新鮮やねんというお話。

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石鏡漁港を散策していると、こんな素敵な階段発見。
登るしかないっしょ。

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鉄之助がまた変なとこに登ってまった。
悪い癖だ。

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鉄之助が登ったのはベストアングルで俺を撮る為だったのだ。
むしろ俺が撮れと命令したのだが。

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石鏡漁港。
散策します。

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俺らには宝の山にしか見えませんでした。
よだれが止まりません。
嗚呼、燃やしたい。。。

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海に浮いてるアレがあった。なにやらブイとか言うらしいが。
俺はアレを子供の頃、人の頭だとずっと思ってた。
よくもまぁあんな塩水の中に延々とプカプカしてられるなぁと思ってました。

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散策してたら手ごろな石はっけーん!
石投げ選手権チーム総合2位の俺らにしてみたら。。。

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投げるっきゃないっしょ。

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ハリセンボンが干からびてました。かぴかぴになってました。
桐灰にあっためてもらってください。

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散策にも飽きたので、近くにある展望台へ着てみた。
鉄之助遅れて参上。

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鉄之助読書中。

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展望台からの眺め。
冬の海はいい。

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ん?
なにやら怪しげな隠し通路発見。
面白そうなので侵入。

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むぅ、ここが頂上のようだな。。。

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白鶴、まるーーーーー!!!(某CMより)

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展望台にも飽き、鉄之助が牡蠣を家族に送りつけることになった。
親孝行な奴だ。
俺は絶対に買いません。




・・・


そして牡蠣の店から俺たちは旅立った。
自分たちの故郷へと。
先頭は俺。
鉄之助は出だしが遅かったのもあるし、
まだまだ初心者ということで速攻で俺のバックミラーから消えた。



「まぁ、どっかのコンビニで適当に集合すりゃぁいいだろ」



そう単純に思っていた。

ところがだ。

俺がぐねぐね道を夢中で駆け抜けていると、
なんだか見慣れない道を走っていることに気が付いた。

ん?俺道間違えたか?

と思ったが、
まぁいいやとことんいっちまえ の精神で突き進んだ。

ぱっと看板を見ると緑色。

「やっべ有料道路かよ!」

手持ちの少ない俺はとりあえず立ち止った。
幸い交通量もすくなかったので、道の真ん中で立ち止った。
既に一方通行状態になっていたので、引き返すに引き返せない。
逆走になっちまう。

それを踏まえながら逆走してみた。
だって金がないんだもの。
出来れば金を払わずに戻りたい。

ところが、一方通行になってから結構距離があったらしく、
到底簡単に戻れるような距離ではなさそうだ。
途方に暮れてまた立ち止っていると、
どこからともなくサイレンがなりだした。


ウ〜ウ〜〜・・・・


なんだ?と思ってサイレンの鳴っているほうを見てみると、
「監視カメラ作動中」の看板の下に
現在も俺の動きを監視しているらしいカメラがこっちを見つめていた。


やべーことになりそうだ。
そう思った瞬間、俺はスタートダッシュで有料道路に踊りこんでいた。
手持ちは少ないが、ええいままよ!の気組で突っ込んだ。
1000円でも700円でもはらってやんよ!!!
まさに男の気組だこりゃぁ。
そう意気込んで料金表をみると、


二輪車「100円」


二輪車万歳!!!
と思いながら100円を投げ入れ、通過した。

通過した後、俺は思った。

(あそこでかなり時間ロスしちまったなぁ、
鉄之助の奴、もうかなり前行ってんだろうなぁ。。。)

そう思った俺は、飛ばしに飛ばした。

鉄之助待ったれやぁ!!!
ハラワタ引きずり出したるぞぼけぇぇぇぇ!!!
の、気組で。

そして、伊勢くらいになっても追いつかず、
おかしいと思って携帯を見てみると、鉄之助から着信あり。

「おっけ、次のコンビニで連絡を取ろう」と走っていると、
こういうときに限ってコンビニがない。
いつまで走ってもない。
結局、松阪まで来てしまった。
そろそろやばいなぁと道の駅チックなJA松阪に潜入。

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鉄之助に電話する。

・・・・

でない。
メールを送ると、電話がかかってきた。

聞くと、事故ったらしい。
まじかよ。。。

しかも、上で鉄之助が凍えていた橋の上で強風に煽られて転倒したらしい。
外傷数箇所、右足首捻挫、精神的ショック大。

あわわわ・・・

こりゃ大変だ。

とりあえず、バイクは走れることは走れるし、
操縦もできるとのことだったので、
また合流できないことを懸念して鉄之助にJA松阪まできてもらうことにした。
まだ鉄之助は鳥羽にいるというから、1時間近くかかるに違いない。

そう思って俺は喫茶店に入った。

そして、当然のように「サラリーマン金太郎」を読み始めた。
この漫画を読んだのがこれが初めてだったが、かなり面白い内容だった。
今度、満喫で読むこと間違い無しだ。

それはさておき一時間後、コーヒーでもおごってやろうかと思っていたのだが、
なんと店が閉店という事態に。。。
コーヒー代300円を払っているところにゾンビが入ってきた。
足を引きずり、ぷるぷる顔を震わせて近づいてくる。
まさしく鉄之助だった。

おおついに来たかと足を見てみると、激腫れ模様。

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ねんざっつーか骨折じゃねーか的容貌。

バイクを見せてもらった。
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結構カウルとかイっちまったなぁ。。。

18時に鉄之助が到着したのだが、
19時くらいまで缶コーヒー飲みながら今後の方針を
あーでもねーこーでもねーと打ち合わせた結果、
JAF呼ぼう!!!という結論に達した。


20時、JAF到着。

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JAFってのが厄介で、レッカーは県またぐとできないんだってよ。
なので、三重のJAFが愛知と三重の県境まで、
その後愛知のJAFに引き渡して家まで運ぶ寸法だそうだ。

俺は、一人で100kmの道のりを帰ることに。
鉄之助は俺の事故歴を知っているので、かなり心配したが、
俺はわくわくどきどきびんびんだったのは言うまでもない事実。

そして、二人とも無事生還したのだった。
そういえば前々回のツーリングも「生還」だったなぁ。。。

<所感>

鉄之助には精神的にも肉体的にも早く元気になって欲しい。
なにせ、おまんがいないとツーリング仲間がいなくなっちまう。
このままでは俺はまた孤独ツアリストになってまう。
それだけはなんとか。。。

まぁ完治さすのが先決じゃな。
軽い捻挫ですんだ臭いし。
まぁ何よりも、

死ななくて良かった!!

バイクは危険なスポーツだと改めて思わされた今日この頃である。

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